存在は単独ではなく、縁起による。
いのちは生のみならず、生死なり。
死は喪失のみではなく、得悟の機なり。
但し別れは哀しみなり、癒すべきなり。
葬儀は告別ではなく、孝行なり。
引導は呪いではなく、確信なり。
墓は安息所ではなく、発信の塔なり。
供養は慰めではなく、手伝いなり。
利益は利己ではなく、利生の行なり。
功徳は外に求むなく、内に証すなり。
回向は損ではなく、応供の倣いなり。
大人は二心ではなく、一心なり。
恩は返すのみではなく、報いるものなり。
出家は家出ではなく、報恩なり。
仏法は世間法ではなく、出世間の法なり。
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