生に執して死に執す 悲しき二見を離るべし 体は死しても魂残る 別の体に宿るなり 如何に生きても仮の宿 命は一度で終りなり 終われば何も残る無し 如何に死しても慚愧せず 生死は不二と学ぶべし 縁にて生まれ縁に帰す 断悪修善で生死を証す この生死は仏の御いのち 仏のいのちを修証せん
常見 断見
まことごころの現われに 隔てを取れば慈悲となり 限り無ければ精進ならん 皆に善きこと勤めなん 行い修むに限り無し 不精にならず心込め 雑にならずに此処ぞとす 行うべきを進んで行じ 妨げあれども退かず 心を制して自他共に ハカライやめて励むべし 私求めず清らかに 享けたる縁に勤めなん
衆善奉行