情けは人のためならず
困っている人、手を貸すと、貸した相手が貪らん。そんな理屈で何もせぬ、怠けの利己心、幅効かす。
情け掛ければ、返るべし。廻り廻って、やがて来る。指折り数えて待つならば、なんと本音は打算的。
情けは水に流すべし。恩義は石に刻みなん。情けを恩と受け止めて、恩に報いる心を育て、ひたすら努める皆のため。普く自他を利するなり。