南無観世音菩薩 願いは誰にでも
三十三に身を現じ、観音様は誰にでも、救いのわざと畏れ無きこころを与えて導けり。
見えぬ心と見える物、人の意識は哀しくありて、執われなのに拠りたがる。
情けにあとは残らねど、情けを受けぬ者は無し。
誰でも援けを願うなり。受けたる我と思うとき、こころの便り届くべし。娑婆も浄土も心から。