共に見守る日送り
冥途の旅に立つと云う。想える心に二つあり。臨終直ぐに立つ真と、四十九日経た誠なり。
旅立つ真を追慕して、七週供養の手向けせん。生前、修造の善悪の、業果に冥助を願いたし。
悲しみ惑う遺族をば、残して誠は出掛け得ぬ。暫し特為に留まりて、悲しみ癒えるを見届けん。仏の弟子の直心に、三宝唱えて日送らん。